自家中毒

たわごと置場。感想及び記録

「8人の女たち」へのもやもや

@サンシャイン劇場 ※当然のようにネタバレありです まず、演者さん達は全員とても良かった。そのキャラの立ち位置・在り方を完璧なまでに把握して的確に演じてらっしゃって、さすが!!でした。 なので、完全に脚本と演出意図に「ん""~~」というところが…

花バウ・POR ぶっささりポイント

花組「PRINCE OF ROSES -王冠に導かれし男-」 初回放送に向けてテンション上がりすぎたので、リチャード三世オタな自分がぶっ刺さった、作中での優波くんリチャードのポイント列挙しときます。※ネタバレがっつりしてます ・オッドアイ+左右非対称メイクたぶ…

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すぐさま あなたの思うさま 真っ逆さま

東京芸術劇場「真夏の夜の夢」シルヴィウ・プルカレーテ演出。野田秀樹潤色。 つらつら特にまとまりもなく雑感。見当違いと言われようと、受け取り方は人の数だけということでご愛敬。 「真夏の夜の夢」というお話に介入するメフィストフェレス、シェイクス…

駒ちゃん問題について

駒ちゃん問題、要するに、都合のいい架空キャラの扱い問題。 大河ドラマ「麒麟がくる」における駒ちゃん、ヒロイン枠かと思います。当初は主人公・十兵衛に想いを寄せるキャラとして、また十兵衛パパとの繋がりを匂わせるキャラとして在りました。ところが、…

ヒースロー空港で怒られた思い出

空港にて 2週間の英国旅行も終わりをむかえようとしていた。心地よい疲れと寂しさを胸に帰国便の座席に身を沈めながら、安堵の方が大きかったかもしれない。離陸時刻も近づいた頃、暢気に雑誌をめくっていた私は、名指しで機内呼び出しを受けた。おやおや書…

人物の書き込みの密度について

メインキャラの初めての登場のさせ方というのはとても大事。それがどんなキャラなのかというイメージ想起を視聴者にさせなければならない。(そのイメージを後々裏切るプランだろうと、何にせよ印象が薄かったり、他のキャラと画一的ではだめなのです) で、…

ヘンリー八世

彩の国シェイクスピア劇場の「ヘンリー八世」がとても好みだったので覚書きしときます。 ※がっつりネタバレしてますのでご注意を シェイクスピアを戯曲で読むと、場面が変わった途端に人物の心情や立場が唐突なくらいがらりと変節していることがあって、経過…

TOHO映画フリーパス結果

人生初そしておそらく最後のTOHOフリーパスを使用して映画を観てきたので、結果を記録しておきます。フリーパス貴族の身分が終わってしまって寂しい限り。 観た順。2019/12/28~1ジュマンジ/ネクストレベル今回もゲームキャラを演じた役者さんたちが圧巻。…

エリザベートで学ぶオーストリア情勢

とある時代のとある地域についての歴史や風俗についてだけやたら詳しい、というのは観劇オタあるあるだと思うのですが、「エリザベート」の背景についてはいまいち詳細を理解できておらんな??とワタクシ気付いてしまいました。 なぜならば欧州事情は複雑怪…

ルキーニの言動あれこれ

ルキーニが冒頭で裁判官に対して発するイタリア語台詞。 Alla malora! くたばれ。失せろ。地獄へ落ちろ。といった意味合いらしい。 「アッラバローラ」って聞こえるけど、発音的には「アッラマローラ」が近いのかな。 (alla =~へ malora=破滅) ちなみ…

「エリザベート」におけるトートの存在について

ミュージカル「エリザベート」におけるトートの存在とは問題。観る人によって印象や解釈がけっこう違うところですよね。というわけで、今まで観た中で自分が感じた印象を勝手に分類してみるの巻。(2019年7月時点)あ、特に考察とか深い感じでのやつではない…

映画「空母いぶき」感想

空母いぶき ※大いにネタバレあり ※憤り多め 公開初日(しかも舞台挨拶付き)に行っておいてなんなんですが。この作品を観た感想として「何気ない日常をすごせる平和の尊さありがたさに感謝です^^」とか言えちゃう素直な人がターゲットであって、私のようなひ…